Works

松前町の家House in Masaki

  • date:2011.11
  • use:house
  • location:Ehime,JPN
  • structure:wooden
  • photo:Yoshiyuki Yano
松前町の家
    松前町の家

    松前町の家House in Masaki

    • date:2011.11
    • use:house
    • location:Ehime,JPN
    • structure:wooden
    • photo:Yoshiyuki Yano
    • concept >><< image
    松前町の家
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    松前町の家
    松前町の家

    松山市の市街地から少し離れ、のどかな田園風景が広がる地域に計画された夫婦と子供のための住宅である。
    北側の田園風景は豊かで美しいが、この環境の持続性に対して不確定要素も予測できるため、建物がこの風景に対してすべて依存することなく、自ら育てていく風景と共存させることが必要と思われた。まず、この地域の風向は年間を通して東西方向に流れるため、敷地の東西にそれぞれ庭となるヴォリュームを配置することで風道を確保した。居住ヴォリュームは南北面を閉じるかわりに東西面に開口し、滞在時間の長い居室は2つの庭に挟まれるような配置としている。西側の庭は外壁に囲まれ間接光を優しく取り込む涼しい庭、東側の庭は壁及び天井をガラスで囲んだ暖かい外のような中庭として計画し、それぞれに特徴を持たせた。結果、温度差のある庭たちが重力換気となり、空気の循環を促すことで心地よい風の流れを室内に送り込んだ。また外のような中庭は、夏季は構造梁と可動式テントにより日射をコントロールし、冬季はサンルームとなり、日照によって暖められた空気を室内に送り込む役割を果たしている。さらに、ガラスで囲まれたことにより北側の田園風景がトリミングされ、2つの景色をコラージュさせたような新しい風景をつくりだし、廊下と階段を加えることで、樹木に囲まれた中で風景を楽しめる移動空間となった。これからの生活の中で、2つの庭による穏やかな熱環境の調整が、同時に周囲の風景と多様で心地よい関係性をさらに育んでいくことを期待している。