2026.05.13
和の気配を纏うリノベーション
広島市で計画しておりました
マンションのリノベーションプロジェクト。
残工事を少し残しつつも
先日無事にお引き渡しを迎えました。
今週末には残工事の確認も兼ねて
築年数が浅いマンションだったこともあり
既存の設備や家具のうち活かせるものは
可能な限り残しながら計画を進めました。
お施主さんからは「和のテイストを感じられる空間にしたい」
というご要望をいただき
打合せでは近年よく耳にする“ジャパンディ”という
この住戸は三方向に開かれた開口部を持ち
光や風、そして高層階ならではの
広がりある景色に恵まれています。
そのため空間そのものを明るく見せるというよりも
外部の風景や光の移ろいがより印象的に感じられるよう
壁や建具にはチャコールグレーに染色した
オーク材(不燃加工)を用い
陰影の深い落ち着いた空間としています。
キッチンは大きく伸びるリビング空間に対して
存在感が負けないよう
重厚感のある素材と構成によって計画しました。
石や木の質感、間接照明の柔らかな光が重なり合い
これから家具やアート、暮らしの道具が
少しずつ加わっていくことで
空間はさらにその人らしい表情を帯びていくはずです。
時間とともに深みを増しながら
豊かな暮らしの背景となっていくことを願っています。





