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広島工業大学 卒業設計審査会

2023.03.05 -others

1ヶ月も前になりますが

私と藤森雅彦(写真左)さんが

広島工業大学の卒業設計審査会に

ゲストクリティークとして呼ばれました。

事前に学内審査で選ばれた優秀作品たちを

じっくり時間をかけて審査し順位を決めていきます。

私はよく授業で「過去–現在–未来の時間軸」

を設計するように伝えています。

・過去の文脈を読み取り、継承、改善、発展などの方向性を分析する

・現在の提案としての最善な設計を組み立てる

・その設計が未来にどう読み取られ、継承、改善、発展されるのかという仮説

大まかに言いましたが、この「分析–提案–仮説」の

3つを包含して取り組んでほしいと。

特に「未来に向けての仮設」が大切。

そこを一つの評価ポイントとして審査しました。

総評としては

各研究室の色差はなく

どの学生も過去の分析とその編集能力が高いと感じました。

一方で大切だと言いました「未来向けての仮説」

この時間軸の飛距離をもっと伸ばすことができたら

提案内容の深度が増したなー

という惜しい作品もいくつかありました。

ただ学生たちの熱量はとても伝わりましたし

学びの多い有意義な時間を過ごすとこができました。

この学生たちの作品は下記の通り

今週の3/7(火)から広島産業会館で展示されています。

私も他大学の作品も気になるので

会期中に伺ってみとうと思います。