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About The Project
庚午の家
間仕切りのあるひとつながりの空間
広島市内に建つマンションのリノベーション計画。
室内面積は90平米を越え、L型に繋がるバルコニーと合わせると100平米以上のゆとりのある空間であった。家族が集うリビングを可能な限り広く取りたいという要望に対して、個室の広さを抑えながらリビングの広さを確保するという方法が考えられるが、視線の広がりがなければ室面積以上の広さを感じることができない。さらに個室は外気に接する場所に配置したいときに、窓側に寄せるとL型バルコニーの開放性をリビングから感じられない状況となる。そこで、腰高までは面材で、腰から上をガラスによってつくられた壁を間仕切りとすることで、「個室であるがリビングの一部のような空間」をつくりだした。ガラスの中間に配置した鴨居にカーテンをつけることで完全に個室化することもでき、カーテンを開放すれば100平米の広がりを感じられる大空間となる。広がりの範囲を日々のライフスタイルや時間帯に応じて、また子供の成長や家族構成の変化によってフレキシブルに対応できる空間がつくれたのではと考えている。
Date. | 2018.01 |
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Principal use. | 住宅(リノベーション) |
Location. | 広島県広島市 |
Structure. | - |
Site area. | - |
Total floor area. | 94.00㎡+27.30㎡(バルコニー部分) |
Photo. | 矢野 紀行 |
Assistant | 小松 涼子 大津 拓海 |
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Construction | 有限会社 ホームテック |