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About The Project
壬生川の家
創電設備によって生まれた外部環境
敷地は愛媛県西条市の平野が広がる地域で、周辺は適度な距離を保ちながら古民家が建ち並んでいる。建主の要望は日陰のできない広大な敷地面積(約250坪)を活用するために、ソーラーパネルを20KW以上載せること、必要諸室を満たした2階建てであることであった。住宅では10kw以上の搭載で多いと感じるがその倍以上となる。そのため、必要な屋根ヴォリュームを決定した後に空間のスタディを行うというアプローチで進めていった。パネルを必要枚数載せると、必要諸室よりも屋根面積が大きくなり過ぎて不安定な形態になる。そのため軒下空間となるポーチ、テラス、バルコニーといった外部空間を適所に配置しながら形状を整えていった。さらに大きな面積の屋根を分割して上下にずらし、その隙間から入る直射光を壁に反射させて間接光に置き換えて安定した光を室内に採り込んでいる。結果的には軒を大きく伸ばして積極的に外部空間を広げたことが、心地よい内外の連続性を生んだのではと考えている。
Date. | 2014.10 |
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Principal use. | 住宅 |
Location. | 愛媛県西条市 |
Structure. | 木造2階建て |
Site area. | 853.96㎡ |
Total floor area. | 189.88㎡ |
Photo. | 矢野 紀行 |
Construction | 日吉産業株式会社 |
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Structural design | 藤木構造設計事務所 |
Award | ケイミュー施工事例コンテスト2015 最優秀賞 |
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