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About The Project
高取の家
水平の広がりと垂直の気積
敷地は広島市外周を通る沿線から一つ奥へ入った閑静な住宅地。敷地の東面以外は住宅などで囲まれているが、東方向は宅地から切り離された緑地帯として存在し、多少建物は見えるものの空まで視線の抜けた穏やかな景色であった。
南隣地が建物を北側に配置している現状から、冬期はほとんど日照が取り込めないと予測できたため、南側に庭をつくるのではなく緑地帯とのつながりを考慮して東側に庭を配置した。建物は敷地と沿うように形を雁行させた平面計画とし、その形によって生まれた余白がテラスとなり、光を取り込む屋根を掛けることにより外部と内部をつなげる心地よい半屋外エリアをつくり出した。東から入る風は吹抜けを介して天窓へ抜けていき、また安定した光もここから取り込んでいる。居室はすべて東面とつながるように配置し、2階のせり出した子供室からは吹抜け越しに1階と繋がる。
景色と繋がり、風を通し、光を取り込む。この敷地環境に寄り添った心地よさが体現できた住宅となったのではと考えている。
Date. | 2020.05 |
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Principal use. | 住宅 |
Location. | 広島県広島市 |
Structure. | 木造2階建て |
Site area. | 184.00㎡ |
Total floor area. | 106.92㎡ |
Photo. | 矢野 紀行 |
Assistant | 原田 豊嘉 |
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Construction | 有限会社 ホームテック |
Structural design | 堀江構造設計事務所 |
Furniture | woodfurniture+1 二宮 靖夫 |
Kitchen | kichenhouse |