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About The Project
湯築の家
囲まれた敷地 - ひらかれた内部
道後のまちに建つこの住宅は、敷地にゆとりがありながらも、周囲には住宅が密集する市街地環境の中にある。道幅は狭く、建物同士の距離も近い。そのような状況のなかで、いかに光と風を穏やかに住まいの奥へ導くかがこの計画の出発点となった。
敷地の南北に庭を設け、建物の間を縫うように風の通り道をつくる。さらに吹抜けを介することで、風は水平方向だけでなく、上下方向へも緩やかに巡っていく。密集した住環境のなかに、呼吸するような内部空間をつくることを意図した。
光の質にも意識を向けている。南からは季節を感じる直射光を取り込み、北からは延長した外壁に反射させた柔らかな間接光を室内へと導く。異なる性格の光が交わることで、時間とともに移ろう陰影が住空間に奥行きを与えている。
2階の居室では、吹抜けに面して室内窓を設けた。天窓から落ちる光と、庭を抜けて届く風が、吹抜けを介して各室へと穏やかに行き渡る構成としている。また、この住まいは犬や猫とともに暮らすことを前提としている。リビングに設けた土間は、ドッグスペース、南庭へと連続し、内と外の境界を曖昧にする。2階にはキャットウォークを設け、人と動物が同じ空間を共有しながら、それぞれの距離感で過ごせる住まいを目指した。密集した市街地にありながら、光と風、そして気配が静かに巡る住宅である。
| Date. | 2025.02 |
|---|---|
| Principal use. | 住宅 |
| Location. | 愛媛県松山市 |
| Structure. | 木造2階建て(耐震等級3) |
| Site area. | 227.30㎡ |
| Total floor area. | 140.76㎡ |
| Photo. | 矢野 紀行 |
| Assistant | 西原 鈴彩 |
|---|---|
| Construction | 日吉産業 |
| Structural design | 堀江建築設計事務所 |
| Kitchen | kitchenhouse |














